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9.行政書士試験の勉強法 ~基礎法学編~

法令科目全46問のうち、基礎法学に関する問題は例年2問程度出題されています。「基礎」という名前こそ付いていますが、行政書士試験において、基礎法学は決して易しい科目ではありません。より正確に言うならば、問題を解くことが難しいというより、学習することが難しい科目となっています。実際に過去問等を見てみても、「問題を作成する試験委員でさえも、基礎法学という科目の扱いに困っているのでは」と思いたくなるくらいに、試験で問われる範囲・内容はわかりにくいものとなっています。

しかしあえて言うなら、基礎法学とは、法学全般に関する基礎力を問う科目と言えるかもしれません。ここでは、その前提に立った上で、行政書士試験における、基礎法学科目の勉強法として3つのポイントを紹介したいと思います。

ポイントの1つ目は、憲法や行政法などの法律科目を学習する際に、その法律の全体像を、他法律との関係性も含めてきちんと把握することです。各法律の成り立ちを理解することは、まさしく法学の基礎と言えますので、まずはこの点を心がけてみてください。

ポイントの2つ目は、法律の改正や、話題となった判例などについては、しっかりと押さえておくということです。これらは、合格後の実務においても、知識として必要される場面が少なくありません。次のページで述べる、一般知識科目の勉強法にも共通しますが、行政書士試験である以上、行政書士に関する法律や社会の動きには敏感でいたいものです。

ポイントの3つ目は、徹底的に過去問を解くということです。傾向や範囲がわかりにくい基礎法学ですが、それでも、本試験に向けてだいたいのイメージは掴んでおきたいものです。その際に役に立つのは、何と言っても過去問です。また、基礎法学に関する過去問を解くことで、まずは法律の基礎をしっかりと押さえ、その上で他の法律科目の学習を深化させるという勉強法もありだと思います。

以上、3つのポイントについて見てきましたが、いずれも基礎法学に特化した勉強法ではありません。本試験までの限られた学習時間と、わずか2問程度の出題数を考えると、基礎法学の学習に多くの時間を割くことは得策ではありません。むしろ、上記3つのポイントを踏まえながら、他の科目を学習することで、自然と基礎法学に関する実力も身に付いているという形が望ましいと言えるでしょう。

>>行政書士の業務が分かるインタビュー(提供:フォーサイト)

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